カイヤナイト(藍晶石)インクルージョンという奇跡

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-1カイヤナイト入り水晶旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-2カイヤナイト入り水晶旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-4カイヤナイト入り水晶
ま、まじっすか? カイヤナイトって水晶インクルージョンとして存在するんですか? 驚きですね。もちろん超レアケース。 しかしヒマラヤ水晶愛好家の間では十年以上も前から噂になってましたよね。 何しろ我らインクルージョン好きのバイブル「Magic World: Inclusions in Quartz」にもガネーシュヒマール産のカイヤナイト入り水晶の写真が掲載されており、Extremely Rare(ものすごく希少)なんて書いてありますからね。 カイヤナイトは非常に圧力の高い変成岩水晶鉱脈でも生成するとの事、だったらガネーシュヒマールの変成岩帯に存在してもおかしくないわけです。 
ちなみにInclusions in Quartzに掲載されている標本然りなのですが、随分と以前に掘られたものである事は間違いありません。 私が仕入れたのは2013年5月なのですが、古い業者の倉庫から出てきたものです。 この10数年においても片手で数えられるほどしか私は存在を確認しておらず、すべてのカイヤナイト入り水晶は同じ時期に同じ地域から偶々産出したものだと考えております。 どれも同じような形状に同じような内包状態でした。 今となっては鉱山の場所を把握する事もできず、新しく産出する可能性は限りなく低いでしょう。
ほぅら、見てごらんなさい。 ずんぐりむっくりでモザイク構造面の美しい水晶の中に藍晶石の青色がジュバッ、ジュバッ、ジュバッと複数本。 はっきりと見えるわけではないのですが、おわかり頂けると思います。 周りがオレンジ色っぽく見えるのは亀裂から浸透したリモナイト(褐鉄鉱)でしょうか。 カイヤナイトの周辺は激しくクラック層がございます。 カイヤナイトは自形を保っておりますので、先に析出・生成したカイヤナイトを水晶が取り込んだ初生インクルージョンになるのでしょう。
こちらは500グラム越えだったのでそう簡単には売れないとタカを括っていたら…インクル大好きの方が決断されました。 わ、私これを手放して良かったのでしょうか。 と思いながらも、その方のインクルコレクションもまぁ素晴らしい。 コレクションの一角に加えてくれるならば良いじゃないですか。
余談ですが、カイヤナイトはネパールにおいて比較的産出量があり、稀に産出するクリアブルーのカイヤナイトは世界に誇れるものです。 ファセットやカボションにカットされ、世界に出回っております。 しかし多く産出するのは、ガネーシュヒマールのあるダディン地区ではなく、ジャジャコット地区とサンクワサバ地区になります。 最近はクリアブルーのタイプは産出してないみたいですけどね…

【Data】
大きさ:   ??(すでに手元にございません)
重さ:      535g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山産(旧鉱山の為詳細は不明)
特徴:   藍晶石インクルージョン(分光器にかけたわけでもなく、破壊検査もしておりませんので
100%の確証はありません)
加工:   なし


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