カテゴリー別アーカイブ: 旅立っていった特選ヒマラヤ水晶

Gold&Silverつまり金次郎と銀次郎なヒマラヤ水晶

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石014-1ゴールド&シルバー内包物旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石014-2ゴールド&シルバー内包物旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石014-3ゴールド&シルバー内包物旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石014-4ゴールド&シルバー内包物旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石014-5ゴールド&シルバー内包物

これですよね、これなんですよ、ヒマラヤ水晶は。 こちらの秘蔵写真館ブログにも何度が登場しておりますが、こちらが旧鉱山からかつて採掘された珍しいタイプのインクルージョンです。 写真ではその特有の世界を写す事が難しいのですががんばってみました。 
全体がシルバーに輝くものと全体的にゴールドに輝くもの、ですのでGold&Silverです。 日本風に言うのであれば金次郎さんと銀次郎さんです。 写真的には上から3枚が銀次郎さん、下2枚が金次郎さんとなっております。
この不思議な内包物の正体は何でしょう? まるで羽のようなインクルージョン…こちらは某機関で解析に出した結果、クラック間の液状インクルージョンだとわかったのです。 中には「抜け」てしまっているものもありますが、倍率の相当高い拡大鏡ならば微細な液泡も見られるそうです。 そしてその周辺には微細な緑泥や黒雲母が散在し、酸化鉄・水酸化鉄の化合物(リモナイト)も点在しているのがわかります。 で、シルバーかゴールドかの違いですが、恐らくはこのリモナイトが液体か固体ということだと思います。 金次郎の羽は酸化鉄分が浸透している液体なのだと思います。それに対して銀次郎は酸化鉄が液体に浸透しておらずシルバーですね。 所々に固体としてのオレンジ色内包物が見えると思います。
本当にペアの様な名コンビ、ならぬ迷コンビですね。 二つ同時に引き取って頂きました。 ええ、あの人の事ですから毎日のように出したり入れたりして眺めてはニヤニヤと楽しんで下さっている事でしょう。
え、なんで次郎なのかって? なんとなく太郎より次郎の方が語呂が良いからです。

【Data】
大きさ:  ??(すでに手元にございません)
重さ:     ??(すでに手元にございません)
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山産(旧鉱山の為詳細は不明)
特徴:   羽状の内包物(内部クラックに液体インクルージョン)、緑泥石、黒雲母、リモナイト
加工:   なし


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カイヤナイト(藍晶石)インクルージョンという奇跡

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-1カイヤナイト入り水晶旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-2カイヤナイト入り水晶旅立っていった特選ヒマラヤ水晶013-4カイヤナイト入り水晶
ま、まじっすか? カイヤナイトって水晶インクルージョンとして存在するんですか? 驚きですね。もちろん超レアケース。 しかしヒマラヤ水晶愛好家の間では十年以上も前から噂になってましたよね。 何しろ我らインクルージョン好きのバイブル「Magic World: Inclusions in Quartz」にもガネーシュヒマール産のカイヤナイト入り水晶の写真が掲載されており、Extremely Rare(ものすごく希少)なんて書いてありますからね。 カイヤナイトは非常に圧力の高い変成岩水晶鉱脈でも生成するとの事、だったらガネーシュヒマールの変成岩帯に存在してもおかしくないわけです。 
ちなみにInclusions in Quartzに掲載されている標本然りなのですが、随分と以前に掘られたものである事は間違いありません。 私が仕入れたのは2013年5月なのですが、古い業者の倉庫から出てきたものです。 この10数年においても片手で数えられるほどしか私は存在を確認しておらず、すべてのカイヤナイト入り水晶は同じ時期に同じ地域から偶々産出したものだと考えております。 どれも同じような形状に同じような内包状態でした。 今となっては鉱山の場所を把握する事もできず、新しく産出する可能性は限りなく低いでしょう。
ほぅら、見てごらんなさい。 ずんぐりむっくりでモザイク構造面の美しい水晶の中に藍晶石の青色がジュバッ、ジュバッ、ジュバッと複数本。 はっきりと見えるわけではないのですが、おわかり頂けると思います。 周りがオレンジ色っぽく見えるのは亀裂から浸透したリモナイト(褐鉄鉱)でしょうか。 カイヤナイトの周辺は激しくクラック層がございます。 カイヤナイトは自形を保っておりますので、先に析出・生成したカイヤナイトを水晶が取り込んだ初生インクルージョンになるのでしょう。
こちらは500グラム越えだったのでそう簡単には売れないとタカを括っていたら…インクル大好きの方が決断されました。 わ、私これを手放して良かったのでしょうか。 と思いながらも、その方のインクルコレクションもまぁ素晴らしい。 コレクションの一角に加えてくれるならば良いじゃないですか。
余談ですが、カイヤナイトはネパールにおいて比較的産出量があり、稀に産出するクリアブルーのカイヤナイトは世界に誇れるものです。 ファセットやカボションにカットされ、世界に出回っております。 しかし多く産出するのは、ガネーシュヒマールのあるダディン地区ではなく、ジャジャコット地区とサンクワサバ地区になります。 最近はクリアブルーのタイプは産出してないみたいですけどね…

【Data】
大きさ:   ??(すでに手元にございません)
重さ:      535g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山産(旧鉱山の為詳細は不明)
特徴:   藍晶石インクルージョン(分光器にかけたわけでもなく、破壊検査もしておりませんので
100%の確証はありません)
加工:   なし


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フサフサしっぽ水晶、この衝撃があるからヒマラヤ水晶蒐集がやめられない

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶原石012-1パイル状アミアント

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最初にこの写真館を始めた時、ヒマラヤ水晶の魅力について語りましたよね。 ヒマラヤ水晶コレクションがやめられない理由、それはとんでもない水晶に出会った時の心地よい敗北感です。  ヒマラヤ水晶をすべて知ったつもりで自惚れていると、、、ぐるぐるドカーーーーン!!!とくるのです。 そしてヒマラヤの神はこう諭すのです、「キミなんてまだまだ赤ちゃん同様です」 インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突したのが約5000万年前、ヒマラヤが隆起を始めたのが4000万年から3500万年前と言われます。 おみそれしやした。
先の新着祭でこの水晶を目にした方全員、私同様のぐるぐるドカーンを食らって衝撃を受けた事でしょう。 しかしどうやったらこのように角閃石が見事にパイルするのでしょうね。 裏面には母岩が付着しておりますし、内包物の具合から横に寝て育ったのは間違いなさそうですが…不思議なものです。 内包物はこんなにも激しいにも関わらず、その内包物を包み込んでコーティングするかのように水晶自体は静かで透明です。 柱面、錐面にもほぼ完璧、目に見えるダメージもありません。 これは相当な掘り師の仕業ですね。 横からの写真をご覧になって頂けました? これ、まるでフサフサしっぽ。 有機的な毛並みのよう。 無機物だとは思えませんね。
ちなみにコチラ、すでに売約済みですが訳あってまだパサルにございます。 ご覧になりたい方は是非どうぞ。 ち・な・み・に、この水晶、、、仕入れ直後でなければ私も売らなかったかもしれませんね。 本来マイコレ入りさせたいところですが、仕入れ後はお金が無いので結構売っちゃうのです。

【Data】
大きさ:   18cm x 5.5cm x 6.0cm
重さ:   457g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域・マンゲル・マグリン鉱山
特徴:  緑泥石、角閃石(パイル状アミアント)
加工:  なし


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とくと見やがれ!天下無敵の特大緑泥石クラスター

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶011-1特大緑泥石クラスター旅立っていった特選ヒマラヤ水晶011-5特大緑泥クラスター旅立っていった特選ヒマラヤ水晶011-2特大緑泥石クラスター旅立っていった特選ヒマラヤ水晶011-3特大緑泥クラスター旅立っていった特選ヒマラヤ水晶011-4特大緑泥石クラスター

やいやいやいやい!この紋所が目に入らぬか。 思わず啖呵を切ってしまいそうです。  こんなの見せられたら「ははぁ~」と膝まづくしかないでしょう。 最初にお詫びですが、パサルでこちらの特大緑泥石クラスターをご覧になったみなさま方、ゴメンナサイ。 やはり大きすぎて綺麗に写真を撮る事はできませんでした。 フォーカスも合いませんし、現物の迫力は伝わりません。 でも良いんです、これは手に入れた方のみが楽しむことのできる至高の世界。 この唯一無二なるガネーシュヒマール産特大緑泥石クラスターを肴にお酒を飲んだらどんなにおいしい事でしょうか。 天下でも取った気分になる事でしょう。 ということでこちらは、なんとすでにお買い上げ済み。
数々のヒマラヤ水晶をご覧になった方であればお気づきかと思いますが、ヒマラヤ水晶には大きくて綺麗な結晶が極端に少ない。 造山活動の激しい地域ですから、SiO2の供給が至って不安定であり、脈は小さく…そもそもの大きく育ちにくい環境なのです。 大きなものを稀に見つけたとしても(ティプリンでは大きなものがありますが)、白濁していたり崩壊していたりで美しいものを目にする事は滅多にありませんね。 こと、緑泥石の内包物がある水晶においては大きなものは超希産。 大きい事さえも奇跡なのにこのクオリティです。 ポイントにはほとんどダメージが無く、ポイント周辺での透明度は抜群。 ヒマラヤ水晶(特にガネーシュヒマール・ラパ産)の典型的な美しいタイプの条件と言えば緑泥石に動きが見られ、適度に散在している事。 そしてその緑泥とコントラストを作るような美しいススキ系の針金形状角閃石が内包されている事でしょう。 でもそういうの、ありそうで無いんです。 この大きさでこの質の緑泥クラスター、2度と無いかもしれませんね。
さて、厳重に梱包して送りださねば。 大切にされてくれろ、いってらっしゃい。

【Data】
大きさ:   28cm x 22cm x 25cm
重さ:   約2700g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域・マンゲル・マグリン鉱山
特徴:  緑泥石、角閃石、群生(クラスター)水晶
加工:  なし


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ガネーシュヒマールの殿君姫君

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶010-1ガネーシュヒマールの殿と姫

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶010-2ガネーシュヒマールの殿と姫旅立っていった特選ヒマラヤ水晶010-4ガネーシュヒマールの殿と姫

わぉわぉわぉ。 久しぶりに帰ってきてくれたのね。 ということでお客様に引き取って頂いたのはもう6年ほど前になるでしょうか。 どうしてもガネーシュヒマールの殿君姫君の写真をもう一度撮りたくて、都合のつくときにお店にもう一度持ってきてくれるようお願いをしていたものです。 そして久々の再会と相成ったわけですが…やはり殿様と姫様ですね。 いつのまにか殿と姫と呼ぶようになったのですが、なんとなくその気持ちわかりません?
こちらは旧鉱山というほど古い水晶ではないのですが、今はもう産出がございません。 比較的標高の低い地域で、恐らく採掘高度は1300-1700mの間くらいだと思われます。 某村の近くなのですが、掘り過ぎた地崩れで閉山となったらしいのです。
最たる特徴はご覧の通りの極太な角閃石群ですが、その入り方がとにかくすごい。 殿のほう(一枚目写真)はススキ色と黒色と白っぽい色と3色が見られるのです。 姫のほうはクリーム色の角閃石がびっちり。 それでいてガネーシュヒマールらしいピカピカテリテリなモザイク構造面なども楽しめるのですから非の打ちどころがありません。 孤高の殿君姫君、あっぱれです。
※最近写真のダウンロードが多いです。 ウェブサイトに掲載している以上仕方のない事なのですが、昔少々気分の悪い思いをしたことがございまして…懐が浅すぎる男でゴメンナサイ。 お客様の皆様は、個人の趣味で石の写真を夜な夜な見てほくそ笑む、、、という使用目的にて保存する場合は是非ともどうぞ。 ご希望でしたら加工していない写真も差し上げますのでお気軽にご連絡下さい。

【Data】
大きさ:   ??(すでに手元に無いのでわかりません)
重さ:   ??(手元に無いので正確な重さはわかりません)
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
特徴:  ダイナミックな多色角閃石の内包物
加工:  なし


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キモ可愛いくてなんか好き、なウォーム状緑泥石

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶009-1ウォーム状緑泥石

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶009-2ウォーム状緑泥石旅立っていった特選ヒマラヤ水晶009-3ウォーム状緑泥石

これぞ元祖キモカワイイ!? 格段にレアと言うわけではないですが、なんか好きです。 一重にヒマラヤ水晶の緑泥石・クローライト入りといっても緑泥石の内包状態には様々ある事はもう皆様ご存知ですね。 よく見ると緑泥がこのようなうねうね形で内包されているものはちょいちょいあるのですが、こちらの水晶は小さなボディの中の緑泥がすべてカーリーちゃん。 おまけに小結晶にまでカーリーちゃん。 透明度も抜群、しかも一つ一つの緑泥石が散在・独立しているのでカーリー見放題です。
あっ、ところで勝手にカーリーちゃんと呼んでおりますが、カーリーフライってご存知ですか? フライドポテトがスパイラル状にカールしているものですが、時々おシャレなハンバーガーショップなんかにあったりします。 それにそっくりだと思いません? しかしこのカーリー緑泥石、ドイツの内包物専門書にはworm-like chloriteと書かれておりました。 worm、つまりウォーム(ワーム)とは芋虫・しゃくとり虫の事です。 …ああ、確かにそう見える。 パサルでは金魚のフ●みたいとおっしゃる方も。 それだけは言わないで! 私、このうねうね緑泥石結構好きです。 写真の石はすでに旅立って手元にありませんが、最近活発なマンゲル周辺から産出する緑泥石は意外とこの種が多いですョ。

【Data】
大きさ:   ??(すでに手元に無いのでわかりません)
重さ:   10-12g程度(手元に無いので正確な重さはわかりません)
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲル鉱産
特徴:  ウォーム状(カーリー状)の緑泥石
加工:  なし


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魔女の森をカボションに閉じ込める

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶09-1アクチノライトカボション

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶09-2アクチノライトカボション

うひゃ~!また凄いのが。 こちらは随分と以前のヒマラヤ水晶アクチノライト(緑閃石)入りのカボションです。 過去の写真を漁っていたら出てきました。 いつくらいにどちら様に引き取って頂いたか忘れてしまいました。 ご購入下さった方は今もサイトに遊びに来て下さっているでしょうか。 こちらは3代前のカメラになると思いますが、その割には綺麗に撮れていますね。 濃淡の激しいもの、つまりはっきりとした内包物等は比較的写真映りが良いように思えます。 アクチノライトの深い森…これを見ると私はいつも「魔女の森」という言葉が浮かんでしまいます。 夜霧に隠れた秘密の森で、黒くて三角形の帽子をかぶった魔女たちが何やら液体を混ぜてるような光景が目に浮かびませんか? まだ世界に神秘や魔法が残されていた中世にタイムスリップしちゃいましょう。 まだ見ぬ神秘の世界を閉じ込めた素晴らしきヒマラヤ水晶なのです。 ああ、されどアクチノライト、最近は産出無し。 また、こんなカボション作りたいですね。

【Data】
大きさ:   すでに手元に無いので不明
重さ:    10グラム未満?
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
特徴:   アクチノライト(緑閃石)入り
加工:   カボションカット加工


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わかるかなぁ、この不思議内包物

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶08-1旧鉱山内包物

旅立っていった特選ヒマラヤ水晶08-2旧鉱山内包物旅立っていった特選ヒマラヤ水晶08-3旧鉱山内包物

わかるかなあ。 わかり難いよなあ。 この内包物は私の中ではヒマラヤ水晶の内包物としては最強クラスと考えているほどユニークで稀有、面白いものなのです。 最大の弱点は写真に綺麗に写ってくれない事・・・。 すでに旅立っておりますが、その前に写真に収めておきました。 この種の内包物が入った水晶は随分と古い鉱山で採掘されたものです。 現段階に置いて今稼働している鉱山では同タイプのインクルージョンを含んだ水晶は確認されておりません(少なくとも私は見ておりません) こちらはガネーシュヒマールのラパ地域の産出ですが、古いものとあって厳密な採掘場や脈の位置、高度等はわかりません。
見ての通り、なんのことやらわかりませんが、青緑色の内包物は恐らく雲母種の何か。 うねうねうねったワーム状の緑色は緑泥石、オレンジ色の部分は鉄分を含んだ粘土質の泥を水晶が取り込んだ(もしくはクラック間から浸透した)ものだと思われます。 最大の不思議は、それらの内包物が透明の羽状の内包物(?)にへばりつくようにして混入している事です。 この羽は内包「物」のようにもみえますし、クラックのようにも見えます。 ルーペをあててもそれがモノなのか空間なのかわからないのが正直わかりません。 そしてこの内包物が密集する部分はトルネード状にうねっている事が多く、内包物の激しさとは裏腹に内包物から外面に至るまでの部分は非常に透明度が高く穏やかなのです。 まるで水晶で内包物がコーティングされたような雰囲気です。 
とにかくこの内包物はヒマラヤ水晶蒐集においてひとつのハイライト、いって過言でないほど手に入れるべき重要な水晶だと思います。 そのうちさしたる機関で分光器か何かにかけて内包物が何であるかを明かしてみたいものですね。

【Data】
大きさ:   6.5cm
重さ:   71g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産(旧鉱山)
特徴:  雲母、緑泥、鉄分を含んだ粘土質の内包物、透明の羽状内包物(?)
加工:  なし


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ヒマラヤ産スモーキーファントムクォーツを削ると、、、

特選ヒマラヤ水晶006-1スモーキーファントムカボションカット

特選ヒマラヤ水晶006-2スモーキーファントムクォーツ

なんじゃこりゃ!? 色の境界線のあるヒマラヤ(ゴルカ)産のスモーキークォーツをカボションカットしたものです。 一般的にスモーキークォーツはポイントに近くなるほど色が濃くなる傾向にあるのですが、それとは全く別の理由ではっきりとしたゾーニングが起こっているスモーキークォーツです。つまりはスモーキーファントムクォーツという、ポイント周辺でスモーキーのファントム層が出来上がっている珍しい原石を削ったものになります。 これは生成の際に浴びた放射線のアンバランスにより、スモーキーカラーを創り出すアルミニウム(Al)の換置に偏りがある為だと思われます。
スモーキーファントムのある先端周辺部分を削り出すと、、、このように摩訶不思議な色の境界線があるカボションが削られるのです。 なんとも贅沢。 昔はこの手の珍しいスモーキークォーツもガネーシュヒマール近郊のゴルカ地域ではそこそこ産出していたのですが、最近は全く採れなくなりました。 このような見事なスモーキーファントム(当店ではバイオスモーキーとも呼んでおりますが)に今後出会う可能性は限りなく低いかな、と思います。 こちらは旧別館から旅立っていったものですので、少なくとも3年以上前になりますね。

【Data】
大きさ:   すでに手元に無いので不明、恐らく2.5cm程度
重さ:    6-8g程度だと思われます
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山近郊のゴルカ地域産
特徴:   スモーキーファントムクォーツ(色の境界線があるスモーキークォーツ)
加工:   カボションカット加工


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ヒマラヤ産クレイジーなスケルタル(骸骨)水晶

特選ヒマラヤ水晶コレクション005-1スケルタル水晶

特選ヒマラヤ水晶コレクション005-2スケルタル水晶特選ヒマラヤ水晶コレクション005-3スケルタル水晶特選ヒマラヤ水晶コレクション005-4スケルタル水晶

ゴリゴリのスケルタル形状のヒマラヤ水晶原石。 和名は骸骨水晶(スケルトン水晶)、、、なんて恐ろしい名前。 ですが怖くないですよ。 こんなに格子だけの骸骨ちゃんはそうそう拝めることはないでしょう。 スケルタル水晶は成長速度が急激で面の生成が追い付かず、骨格だけの状態で析出してしまった水晶なのです。 つまりは周辺環境の劇的な変化が窺われ、造山活動の激しいアルパインベイン鉱脈出身らしい水晶という事ができるでしょう。
そんなスケルタル水晶の中でもこちらはスケルタルの中のスケルタル。 骸骨王の中の骸骨王ですね。 写真でこの細~い線をご覧いただけているでしょうか。 本当につまめるほどの細さなのですが、幾層にも凹があるのです。 フェンスター(窓)もはっきりと確認できます。 オマケに肉眼で容易に確認できるアメジスト色。 これは至宝です。
余談ですが、最近ではこのような骸骨水晶も「エレスチアル」に分類されがち。 もともとエレスチアルと言われるものは、母体の水晶に同軸方向に小さな水晶が折り重なるように生成しているジャガレータイプを指していたと思われるのですが、いつしかスケルタルや蝕像水晶を含む形状が不思議なものがすべてエレスチアルになってしまいました。 エレスチアルに対して「水晶最後の姿」だとか「叡智を宿す」とか言われますが、どちらかというと成長の早かったスケルタルは最後の姿とは程遠いと思いますがね。

【Data】
大きさ:   ??(すでに手元に無いのでわかりません)
重さ:   350g程度(手元に無いので正確な重さはわかりません)
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
特徴:  うっすらとスモーキーとアメジストの色づき、スケルタル形状(骸骨水晶)
加工:  なし


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極上の美人ちゃんヒマラヤ水晶

ヒマラヤ水晶特選原石004-1美人水晶ヒマラヤ水晶特選原石004-2美人水晶

美人さん、それも極上の美人さんです。 ごく最近(12年3月の仕入れ)連れ帰り、4月のうちに旅立っていったヒマラヤ原石を早くも秘蔵写真館に登場させました。 仕入れ後間もなくご来店下さった方々、「次に旅立つのはコレ」という話しましたよね。 やはりでした。 大体すぐに旅立つものは決まっているものです。 ずばり!単純明快。 誰が見ても綺麗なものは必ずすぐに旅立つのです。
しかしこのヒマラヤ水晶、旧鉱山のストックものです。 日本に持ち帰ったのは最近ですが、採掘されたのは一昔前です。 現在産出している地域(脈)のものではありませんが、古い為、厳密な地域や脈までは今となってはわかりません。 とにかく美しいの一言に尽きますね。 凛と清涼感のある透明なボディ。 靄や霧、内部層等は一切見られません。  鮮やかな夏色緑泥石は流動的で躍動的です。 その緑泥石の緑を背景としてススキ色の繊細角閃石が放射線状に走る…この風景こそがガーデンクォーツというに相応しい。 水晶の中に景色が見られる名品ヒマラヤ水晶原石です。  緑泥石や繊細針状角閃石といった内包物自体はヒマラヤのオーソドックスですが、こういう美人さんに育つ事はあまりないのです。

【Data】
大きさ:   ?(すでに手元にあらず計れません)
重さ:   72.0g
産地:   ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
特徴:  緑泥石、繊細な角閃石、ガーデンクォーツと呼ぶ
加工:  なし


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日の丸ガーネット入り水晶

特選ヒマラヤ水晶03-1ガーネット入り水晶

特選ヒマラヤ水晶03-2ガーネット入り水晶特選ヒマラヤ水晶03-3ガーネット入り水晶

こちら2005年に旅立った母岩付きカンチェンジュンガ産ガーネット入りヒマラヤ水晶です。 ところでこの写真、画像が悪いと思いますよね? 本当に技術の進歩は日々目覚ましいものです。 私がこの仕事で石の写真を撮り始めた頃は、一眼レフを使って撮ったものをスキャナで取り込んでおりました。 こちらのガーネットインの際は今のカメラの4代前のカメラです。 接写や発色がかなり甘いです。 写真を漁っていると歴史を感じ、その当時の事を思い出しますね。 と話が逸れてしまいましたが、この日の丸ガーネットは面白い。 通常はペグマタイト産出の水晶は表面が不透明になりがちなのですが、こちらはちゃんと透明度があるので中のスペサルティンガーネットも非常に良く見えます。 長石に白雲母にショールトルマリンに水晶に、、、バリバリのミネラルコレクションって雰囲気も良いです。 過去の資料を探せばサイズの詳細が出てきますが、探すの大変なんで。

【Data】
大きさ:   手元に無いので計れず
重さ:      手元に無いので計れず
産地:   タプレジュン地区カンチェンジュンガ山産(イカブもしくはロダンタール鉱だと思われる)
特徴:   スペサルティンガーネット入り水晶、長石や白雲母の母岩
加工:   なし


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